2013年5月27日月曜日

YouTubeビデオ編集ワークフローを考える−−企画、構想編−−

編集ワークフローの最初は、企画、構想、準備である。

とにかく一番最初の企画段階が重要なのだが、決まったやり方があるわけではないので、どんな形でもいいから、制作するビデオの目的を決め、全体像の構想を練り、企画書にしてみることで全体が見えてくるだろう。

●目的

ビデオで何を訴えたいのか、テーマを文字にして書いてみる。
例えば、
・商品の紹介:特徴は?
・社長のインタビュー:伝えたいメッセージは?
・イベントの記録:記録に残したいものは?
など、制作するビデオのコンセプトを明確にし、関係者間で共有しておく。



●構想

全体で何分のビデオにするか、どういうシナリオでストーリー展開するかなどを、より具体的に絵コンテを書いてみる。シーンごとに登場人物の動きやセリフ、カメラのアングルなどを決める。

書いてみると見えてくるものがあるだろう。例えば、キャストは誰が出演するか、誰が話すのか。リハーサルができるのか、ぶっつけ本番なのかなど。
その他、決めておきたいことは
・音声やBGMはどうするか。
・ナレーションはどんな原稿になるのか
・インタビューアーはどんな質問をして、どんな回答を引き出すか
・音声がないのであればどんな説明文をテロップにしたいか
など、収録前に事前に準備しておくことをリストアップし、いつでも手配できるようにしておく。

企画書例
映像制作センターの企画書事例

映像コンテンツを作りたいと思っているクライアントと、制作規模や予算の制約の中で、どんなビデオになるのかを、きちんと合意を得るためにも企画書が必要であろう。もし、ビデオコンテンツ以外で、いろいろな場面で企画書を作っているのであれば、そのスタイルの延長で考えればわかりやすいだろう。

なお、この企画書の書き方は、映像制作センターのサイトを参考にさせていただいた。絵コンテの書き方などもサンプルが出ていてとてもためになる。
企画書、お見せします! | 実績TOPの映像制作センター


●絵コンテ

ではどうやって絵コンテを書くかであるが、手書きでも良いし、もちろんPowerPointで作成してもいい。他にもiPadの手書きお絵かきアプリのPaper by FiftyThreePenutlimateなども絵コンテ作成に使えるだろう。
プロ向けになるが、iPhoneやiPadにはStoryboard Composerという絵コンテアプリもある。ちょっと試してみるには安くはないが、絵コンテはどんなものを書けばいいか参考になるので紹介しておこう。

Cinemek Storyboard ComposerCinemek Storyboard Composer
¥1,300
静止画を利用して、出演者のアクションやセリフ、カメラの動きを絵コンテのイメージで作ることが出来る。





Cinemek Storyboard Composer HD iconCinemek Storyboard Composer HD
¥2,600
Storyboard ComposerのiPadアプリ







使い方の解説動画はこちら

Storyboard Composer Demo from Cinemek Storyboard Composer on Vimeo.


目新しいところでは、Storyboard ThatというWebアプリケーションは手軽に絵コンテが書けて、SNSでの共有やPowerPointへの変換ができる。これはこれで面白いかもしれない。
Welcome to Storyboard That – The FREE online storyboard creator for schools and businesses.

いろいろと理屈っぽく書いてみたが、一人で作る場合なんかでは、実際はここまで必要とされない場合も多い。同じようなシリーズやカテゴリの商品紹介なら、一つのストーリーのワンパターンで、中身だけ入れ替えるという方法が選べる。そんな事例が中古ピアノ販売のぴあの屋ドットコムである。紹介記事とホームページはこちらだ。
youtube動画で全国に飛ぶように売れる!ぴあの屋ドットコム
ぴあの屋ドットコムは、調律師が発信するピアノ情報、お得な新品・中古ピアノを紹介

●機材準備

カメラ、音声、照明など。これについては次回改めて説明したい。

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